「か、菅野先生・・・」 章吾が驚いた顔で見てる。 「せ、先・・生・・・」 「いえ、何でもありません・・。失礼します」 章吾は出て行った。 私は、地面に座り込んだ。 コツコツ・・ 先生の革靴の音が近づいてくる 「来ないで・・・」 私、今ひどい顔してるから・・・・・ コツコツ・・・ それでも先生は近づいてくる。 「来ない・・でっ・・ヒック・・てばぁ・・・」 フワっ 私の身体が温かい何かに包まれた。