だけど善まで背負ってしまったら余計死ねない気がしてきて。



次の日はちゃんと病院へ行き、異常がないか調べた。



「キレイですね。タバコも酒も減らしたのはいいことです」



なんて言われても、もう飲みたくて仕方ねぇのに。



まぁ、これで安心だ。



好きなもの全てを我慢させられてて逆にストレスだ…。



「引き続き健康のためにいろいろと控えてくださいね」



看護師に笑顔でそう言われ、暗い気分で病院を出た。



あぁ、酒が飲みてぇ…。



それからも俺は仕事、留宇は学校、善は保育園。



「お誕生日おめでとうだよ~!!」

「4歳!!」

「そうですね、4歳です。プレゼント、雷さんが買ってくれますよ」

「雷~!!プレゼント~!!」



飛びつくな…。



次の休み、初めて3人でオモチャ屋にやって来た。



繋いでいた小さな手がパッと離れて店内のオモチャに夢中。



「ら~い~!!どこ…?雷…」

「走りまわんじゃねぇよ」

「雷、迷子になったらダメだぞ!!」



お前が迷子になんだろ!!