家に帰り、テストの結果をテーブルに置いて雷さんを待った。



今日はカレーだよぉ~。



なのに待てども待てども帰ってこない。



待ち疲れて眠ってしまった。



フワッと抱き上げられる感覚で目を覚ますと、スーツ姿の雷さん。



「遅くなった」

「おかえりぃ…」

「ただいま」



向かった先はベッド。



優しく下ろされて軽~いキス…。



「ベッドで寝ねぇと風邪ひくからやめてくれ」

「ごめんなさい…」

「連絡しなくて悪かったな」

「ううん、お疲れさま…」



頭を撫でてから背を向けて着替え始めた雷さんをボーッと見てた。



また睡魔に襲われ、気づけば朝。



慌てて起きると雷さんに抱きしめられていた。



「ち、遅刻っ!!」

「んぁ!?」

「雷さん!!時間がっ…」

「ヤッベ!!」



お互い家を出る時間に目覚めてしまい、急いで着替えた。



遅刻なんてしたことないのにぃ!!



「はぅっ!!その髪型カッコよすぎるからダメ!!」

「時間ねぇから仕方ねぇ!!」



出発です。