一緒にメシ食って、食後にアイスまで食って…。



「俺に合わせることねぇから。メシは先に食え」

「うん…」

「風呂は入ったんだな?ベッドに…」

「眠くなったら行くからまだ起きてる…」



ソファー前のテーブルで仕事をする俺の後ろで留宇がテレビを見てる。



また熱中して留宇の存在を忘れてしまい、終わった時には留宇は夢の中。



起こさないように抱きあげてベッドに寝かせ…。



シャワーを浴びてから留宇の隣で眠った。



「雷さん、朝だよ」

「んっ…?あぁ…」

「ご飯作ったから食べて!!」



目を開けると初めて見る制服姿の留宇。



チェックのスカートに紺色のブレザー。



リボンが赤で、小さい留宇の顔を更に小さくしてる気がする。



「いいこと教えてやる…」

「なぁに?」

「旦那を起こす時はキスして起こすもんだ」

「ま、まだ旦那様じゃないもん…」

「じゃあ起きねぇ」

「お仕事遅れちゃうよ!?」

「…………」

「お、おはよ…」



これから毎日、目覚めのキスは歯磨き粉のミント味。