出会ってから3ヶ月でスピード結婚。



俺は時間なんて気にしないけど。



「社長の彼女さんってどんなタイプですか?」

「どんなのだと思う?」

「ん~、背が高くて痩せてて…キリッとした美人さん」

「ははっ!!」



真逆だ。



虎宇は背が高いのに留宇は比較的小さい。



キリッとよりフワッとだし。



「違いました?」

「的外れもいいとこ。一言で言ったら…俺って変態なんだろうな…」

「変っ態…?」

「まぁそのうちわかるだろうよ。コーヒーありがとな」

「い、いえ…。じゃあっ…お先に失礼します…」



ガラにもなく喋りすぎた。



留宇はどこまでも俺を狂わせるらしい。



目が覚めたのでまたイタリア語の勉強。



楽しく仕事しねぇとストレス溜まるから…。



とにかく出張から戻れば少しはゆとりもできるだろう。



アイツが笑顔で俺に『おかえり』を言う姿を想像してまた笑った。



相当留宇に惚れ込んでる自分にショックを受けつつ…。



今は頑張るしかねぇ。