途端に興奮する男ども。お前ら大丈夫か。理性とか。


…けど、興奮するのも分かるくらい―それはまた、綺麗な男子生徒だったからですよ。


紅茶色の髪、綺麗に通った鼻筋と芸能人顔負けの切れ長の目。

俺が女なら黄色い声を上げてるよマジで。ナオより多分美形だよマジで。

「あれ、深瀬じゃね!?」

「深瀬って、D組の?!」

窓際に集結した男子生徒達に視線を向けて、深瀬は挑戦的に口の端を歪めて笑った。

顔しか知らない奴だった。
隣のクラスだったし、当然か。しかもいつもはチャリ通だったし。


「やべ、惚れる…」

「大丈夫か、お前ら男だろ、飢えすぎだろ、女に」