窓際に座る先生を起こさないように、窓の外を覗き込んだ。 先生は、少し口を開けて、おでこを窓にくっつけて眠っていた。 これから私は毎晩先生の寝顔を見ることができる。 毎朝、ひげを剃る先生を横で先生の横顔をずっと眺めることもできる。 先生と同じ家で 同じものを食べて、同じベッドで眠り・・・ 同じ目標に向かって、二人で歩んでいくんだ。 あんなに遠かった先生が 今、私の隣で無防備に眠ってる。 先生、ありがと。 私は、幸せです…