「無理だよ」


『どうしても?』


「うん。だって親が許さないよ」


『だめ?』



そんな会話を続けてるうちに

私までどうしても西原に会いたくなった






私は、初めて夜中に家を抜け出した




今思うと信じられないことをしたと思う



だって、鬼のような母親がいるのに

夜中に男の家に行くなんて



バレたらとんでもない


とんでもなかった