『桐也?覚えてる?あたしと桐也が久しぶりに再会した時……あの時、もし桐也がアドレスきかなかったとしても、多分。あたしがきいてたと思う。』 そう言って微笑みかけた。 『あたしは嬉しかったから。桐也と再会出来て、前みたいに普通に話せて…。ねぇ…桐也はあの時………。』 そこまで言って、声をつまらせた。 あの時のあたしは…桐也に再会して、大切なモノが自分の手元に戻ってきた子供のように、安心できてたんだ……。 そんな風に感じた。