彼が指差すほうを見ると。
変な形の機械(アタシにはロボットでなくて金属の機械にしか見えない)
がウィーンって奇妙な音をたてながら、
変な動きをしている。
「これはロボットの原動力になる、
ギアボックスが…、
それから
あと頭脳にあたるセンサが…」
彼は嬉しそうに説明する。
幸せそうな顔してるなあ。
「ふーん…」
アタシは半分も意味がわからないまま、
そんなことを思いながら彼の顔を見ていた。
でもさ。
その表情、
少しくらい、
アタシに向けてくれたっていいと思うんだけど。
なんて思ったって無理な話だろう。

