「そろそろ、俺とレナは退散するよ」 「え、もう?」 私は、せっかく会えたのにもっと一緒にいたいと思った。 「行くとこあんだよ、俺達…… なぁ?」 龍之介のニヤニヤ顔を見て、私も陸もどこへ行くのかだいたいわかった。 さすが、高校生。 やっぱり、エッチなことって譲れないんだなって思った。 そう思うと、陸って……大人なんだよね。 もちろん、本音はわからないんだけど。 やっぱり我慢してくれてるのかな。 相手が年上だから、合わせようとしてくれてるのかな…… 無理してないと良いんだけど。