その後、夕餉になり藤堂達が二人を呼びに来るまで二人は黙ったまま沈む夕日を眺めていた。 若干の不安は残っていたが、隣にいる土方の温もり。 そして、藤堂達のあの笑顔には偽りなんてない。 上手くやってくしかないか。 紅く紅く染まりし夕日 少女は、この時代で何を見る 少女は、この時代で何を得る まだ知らない これから起こる 不思議な出来事を この少女も彼らも、まだ知らない。 時はまだ、動き出す前だから―――――――