「歳…口が過ぎるぞ。 もしそれを、総司が聞いたら…」

「キレるだろうな。 だがいいか…総司にしろ近藤さんにしろ、お華に囚われすぎてる。
いつまでも、いなくなった奴を思うのがお華のためになんのかっつったら、そうじゃねぇだろ?」


「……しかし、そう簡単にはいかないんだよ。 特に総司はな」


重苦しい空気に嫌気がさし、土方は髪をクシャクシャとかき回した。


珍しい姿に、今まで黙っていた山崎は驚きながら尋ねる。


「副長……ところで、最善の利用方とは如何なるものでしょう?」


ピタリと動きを止めた。


手を頭に置いたまま、今一度、矢央に顔を移した後、パタリと手を足の上に落とした。




















「間島矢央を、救護隊として入隊させる」



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