「そういえば天凪さん、この間のテストで首席だったんでしょう?すごいわ~」 「あら、お宅の紘翔くんだって首席でしょう?」 「そういえば、咲煌寺家はとても大きな取引をしたと伺ったんですが…」 「翼牙崎家だって、また新しい事業を……」 私はお茶を持ってきてから、私と紘翔の両親のほめ言葉という名の罵り合いを愛想笑いをしながら眺めてた。 結局、私の作った夕食をはさみながらその罵り合いは3時間くらい続いてた。