あんま関係ないけど年上だし。

「……食事誘われたりしなかったのか」

「取引してた時は何回か誘われたけど。週一くらいでは誘いの言葉が来てた」

「2人でだろ?」

「……まぁ、言われてみればそう言われてたけど。親がいると落ち着かないとかそんな理由でしょ?」

「……」

「そ、それに全部断ってたし」

そんな面倒くさいこといちいち受けてらんない。

「お前」

「だいだい、‘2人で食事行きませんか?’なんて誘い当たり前なんじゃないの??よくされるし」

「…受けたことは」

「ないって言ってるじゃん」

だいたい何でそんなに食いついてくんの?

面白い話でも何でもないじゃん。

「そうか…。これからも受けんじゃねェぞ」

「…わかった」

もとから行く気なんてないし。

でもとりあえず念を押してくる紘翔に頷いておいた。

「……いつまでここにいんの?」

「しばらく」

答えになってないし。