「待ってる」 そう言ったライアの表情は、 強くて、 凛として、 僕を信じてただ真っ直ぐに僕を見つめていた。 僕は、いつも通りに笑って答える。 「終わったら1番に君の所へ行くよ」 ライアの笑顔は、力がわく。 翼にまかれた包帯をとり、僕はメイスフォールについて森の中へ入った。 .