ピタリと、触手が動きをとめる。



ズウゥ……ン


クロスメイアスが地に崩れる音が辺りに響いた。




もう一度、しっかりとライアを抱きしめる。







「怖いものは、何もないよ。僕は…リンは、ここにいる」










俯いたままのライアが、リンの服をぎゅうっ、と握る。





途端、触手がボコボコと合体を始めた。

みるみる内にそれは太い幹のように膨れ上がり…






















爆発した。