ただ、キミが好き

ただ

そう思うたびに、

真由は敏感にそれを感じ取り身体を傷つけて、俺を繋ぎ止める。

繰り返し。

繰り返し。


かつて

真由の母親が、彼女にやった罪と同じように。

執拗に、自分に刻印を刻み続ける。


そうすることでしか、真由は人を引き付ける術を持たない。

そんな彼女に


距離をとりながらも、

放り出すことはできないでいる。