ただ、キミが好き

ごめん。


俺は

ただ、寄り添うことなんて出来ない。

幸せを見守ることなんて出来ない。


キミが欲しいから。


心が引き裂かれそうなほど


キミを愛しているから


だから、もう、傍にはいられない。



「もう、二度と触らないから安心してよ。
何なら学校も変えるわ。
もともと
この学校にするの、親父に反対されてたしさ。
K大の附属に編入しろってうるさく言われてんの
ま、将来的にもそっちのが有利だしね」

ヘラヘラ笑って立ち上がる。

両手をポケットにいれ、教室のドアに向かい、手をかけた。