ただ、キミが好き

真由の気を引きたくて、取っ替え引っ替え女と遊び歩いて。

気にもとめない、彼女に苛立って。

浅倉を頼る姿に、目も眩むほど嫉妬して。


――子供じみた、独占欲で自分に縛り付けようと必死になった。

それが真由の

重荷になっていることに気付かないフリをして。


「姉弟でセックスなんてタブーで萌えるかなって思ってたけど、色々面倒くさいしさ。もう飽きたわ」

顔を上げ、わざと冷えた笑みを浮かべる。

「真由もさ、もう悲劇のヒロインぶるのやめたら?
女がいる男にぶら下がってても、みっともないだけだよ」

真由はゆっくり身体を起こし、乱れた胸元を押さえながら、俺を睨んだ。

このままなら、きっと、俺はどんどん狂っていく。

彼女の自由も

幸せも奪って

束縛せずにはいられなくなる。