──次の日 トラッドは青年たちを集めた。 「僕らはハロルドの言葉に共感し、実現するためここに集まったんだ。君たちはハロルドに信頼されているから、ここにいる」 ベリルの言動に惑わされないで。僕たちの結束を彼に見せつけてやろうじゃないか。 「まるで耳を貸さないベリルに苛立ちを感じているだろう。麗しい容姿に魅了されているだろう。でも、だからこそ。彼は導く者の器(うつわ)なんだよ」 それでも納得出来ない者が何人か窺えた。トラッドは笑顔を見せて声量を上げる。