汚れた街の汚れなき天使






乙が甲へ返済する金額を月弐十萬円と定め……。


契約完了まで甲の指定する店舗での労働賃金として返済を……。


金参千萬円は一括にて貸与……。




読めない。



情けない事に、



俺には先輩の言いたい事が……。








更に下へと目線を落とすと、一箇所だけ黄色い蛍光ペンで引かれた箇所がある。






返済金は一律であり、定めた以上の金額は一切受け付けず……。








「……先輩、分かりました」