「おぅ!海人。今日はそばだけかぁ?もっと食って体力つけないと好きな女も幸せに出来ねーしなぁ?」
……やっぱりなんか変だ。
ふと先輩の食べているオムライスに目を移すと……これは!?
「もこ?」
三分の一ほど食べられたオムライスには”もこ”とケチャップで描かれていたのである。
頭の中に???が渦巻いていると
「もこ?じゃねーよ。桃子に決まってるだろーが」
決まってないと思います……。
「先輩……なんだか変だと思ったらまた好きな人でも出来たんですね?」
心配して損した。
眞子さんの苦労はまだまだ続きそうだ。そう思って黙ってそばに箸をつけたその時。
「海人、なんか勘違いしてねーか??桃子は俺の子供なんだが……」
え……と……どぇええええ!!!



