『うん?』 俯せに寝転ぶ青い目をした男の右手を、ふと見た亮が首を傾げた。 俯せに寝転ぶ青い目をした男は、右手に黒い卵型のようなものを握りしめていた。 『まさか…』 亮の頭に嫌な予感が過ぎった。 『修二!!ソイツから離れろ!!』 亮は叫んだ。 『えっ…?』 修二は亮の言葉に戸惑った。 青い目をした男は俯せになりながら、右手に持つ黒い卵型のようなものを口元に持って行った。 『Good bye(さよなら)』 青い目をした男はそう言いながら、黒い卵型のもの頭に着いているピンを口で引き抜いた。