アライブ



亮が落とした拳銃を青い目の男がサッと拾い上げ、さっきとは逆に亮の眉間に拳銃を突き付けた。


『It is a lie.It is a formation reversal(嘘さ。形成逆転だな)』


青い目の男はそう言って不敵な笑みを浮かべた。


その瞬間、修二がまた角材を青い目の男に向けて振り下ろした。


ズキューン!!


修二の動きに注意していた青い目の男は、亮の眉間から拳銃の照準を外し、亮の顔の真横の壁に拳銃を発砲し、銃弾は亮の顔のすぐ横を通り抜けた。


『Do not move.(動くな。)オマエガ、ウゴケバコイツハシヌゼ』


青い目の男は片言の日本語を口にした。