アライブ



亮は拾い上げた拳銃を青い目をした男の眉間に突き付けた。


『I was careless(油断したな)』


亮はそう言って、拳銃の引き金に人差し指をかけた。


『Is it carelessness?Do not be ridiculous.It is a lighter.(油断?笑わせるな。それはライターだぜ)』


青い目をした男は余裕の表情を見せた。


『何だと?』


亮は青い目をした男の言葉を受け、一瞬だけ青い目をした男から目を外し拳銃を見た。


その一瞬を青い目をした男は逃さなかった。


青い目をした男は、拳銃を握る亮の手を力強く叩き拳銃を叩き落とした。


『くっ!!』


亮は床に拳銃を落とした。