『こ…殺し合いだと…!?』


目の吊り上がった男が声を荒げた。


『生きる価値もない君達に、相応しい“死”のゲームです』


低い声は、犯罪者たちを見下すように告げた。


『てめぇ!!ふざけんな!!』


低い声に対して、目の吊り上がった男は大声で怒鳴った。


それに伴い、他の犯罪者たちも団結したかのように大声で怒鳴りだした。


『隠れてないで出てこい、てめぇをぶっ殺してやる!!さあ、出てこ…』


ズキューン!!


目の吊り上がった男がそう言いかけた瞬間、発砲音が白い部屋中に響き渡った。


『がっ…は…』


目の吊り上がった男の胸から勢いよく血が吹き出し、口からも血を吐き床に倒れた。