『よーし…そのままだ。動くなよ』
青年は拳銃を構えながらカウンターの方へ歩み寄った。
『そこの人、このカバンに現金を積めれるだけ積めな』
青年は黒いカバンをカウンターに置き、一番近くにいる女性に指示した。
指示された女性は怯えながら、黒いカバンいっぱいに現金を積めた。
『よーし、いいぞいいぞ。現金を積めたらこっちにカバンを』
青年がそう告げると、女性は黒いカバンをカウンターに置き、慌てて離れた。
青年は黒いカバンを背負った。
その瞬間、誰かが防犯ベルを鳴らしたのか…大きな大きなベル音が鳴り響いた。


