『この花は確か…』
青年は真っ白な花のキーホルダーを拾い上げ、去って行った蓮を追いかけた。
病院内の中庭のベンチに蓮は座っていた。
『冬の寒い中、こんなとこにいたら風邪ひくよ』
青年はベンチに座る蓮に声をかけた。
『またお前か…』
蓮は青年をチラッとだけ見て、そっぽを向いた。
『これ君のだよね?』
青年は蓮に真っ白な花のキーホルダーを見せた。
『あっ…それは両親から貰ったキーホルダー!!返せ!!』
蓮は青年の持つ真っ白な花のキーホルダーを取り上げた。
そして、蓮は大切そうに真っ白な花のキーホルダーを握りしめた。


