そんな悔しそうに涙を流す修二を、粉雪が優しく包み込む。
『まさか、修二が本当に撃つなんて…驚いたわ』
修二の耳に橘玲子の声が聞こえた。
その声を聞き、修二はハッとして顔を上げた。
修二が顔を上げた先で、橘玲子がゆっくりと立ち上がっていた。
『れ、玲子…』
修二は驚きながら涙が流れる目を見開いた。
『敵を倒して涙を流すなんて…あなたはバカがつくくらいお人よしね…でも、それがらしいって言えば、らしいけどね』
橘玲子は呆れた様子で告げた。
『どうして…どうして?』
修二は信じられない様子で尋ねた。
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