橘玲子は背後を振り返った。
修二は銃口を橘玲子に向け、引き金に指をかけた。
『修二…』
橘玲子は一言だけ呟き、無防備に両手を広げた。
『えっ…』
その無防備な姿に修二は戸惑った。
『修二、あなたにあたしが撃てるのかしら?』
橘玲子はそう言って、修二を見つめた。
『くっ…』
拳銃を握りしめる修二の手は震えていた。
『あなたと初めて会った時、言ったでしょ修二。次会った時はあなたを撃つかも知れないと…もうあたしたちは敵同士。FEEDの総司令官と希来夢のリーダーという関係。あなたがあたしを撃たないなら、あたしがあなたを撃つわ』
橘玲子はそう言って、修二に向かって拳銃を構えた。


