『EDEN-VAIODEADって…でもアレは太陽の下じゃ生きられないんじゃ…』
杏菜は考え込みながら告げた
『そや、太陽の下では生きられへん。はぁ、はぁ…だとしたらどうやって150年前にウイルスが広がって希来夢は滅んだ?』
四季神時也は苦しそうに杏菜に尋ねた。
『それは…夜とか!?』
杏菜は閃いた。
『そや…夜や。150年前のEDEN-VAIODEADのウイルスがまだ地下深くで生きとる。修二たちの言ってた話によれば…あの地下は気温が低く氷が存在した。はぁ、はぁ…つまりその氷の中にはきっと無数のウイルスが存在しとるはずやから…夜と同時に氷を溶かせばこの島中にウイルスが広がる…』
四季神時也は自信に満ちた表情を見せた。