『うん?どうした、あおい』


上山翔は考え込む水無月あおいに尋ねた。


『いや…いよいよだなって思って…』


水無月あおいはそう言って、拳銃を握りしめた。


『この希来夢のプライドをかけた戦いが終わるとき、俺たち希来夢が望んだ世界が訪れるんだ』


上山翔は誇らしげに告げた。


『FEEDだ!!FEEDが攻めて来たぞ!!』


武器庫の外で見張りをしていた犯罪者が慌ただしく中に入ってきた。


『ホントに時也の言った通りだ。またFEEDの奴らが攻めてくるなんてな…』


上山翔は驚きながら告げた。


『迎えうつ準備を!!』


水無月あおいは同志である犯罪者たちに声をかけた。