アライブ



修二が武器庫の外へと出ると、辺り一面に煙りが立ち上り、地雷による爆発で地面がえぐられていたり、変型したりしていた。 


その中でグッタリと倒れている黒ずくめたちの遺体が、数体倒れていた。


そして焼けた焦げ臭いニオイが漂っていた。


『これは…』


修二はその光景に目を反らした。 


『修…うっ…』


後を追ってきた橘玲子もその光景を見て、手で口を押さえた。 


『くそっ!!』


修二は悔しそうに足元に転がっている拳銃を蹴り飛ばした。 


『修二…』


そんな修二を見て橘玲子は呟いた。


『この争いを止めるって誓ったのに…また人の“死”を増やしてしまった…』


修二は唇を噛み締めた。