『まさか…』


修二は信じられないような表情を見せていた。


『そのまさかやな。今頃外では、この武器庫を取り囲んでた黒ずくめたちの木っ端みじんになった屍があるやろな、ハッハハハ』


四季神時也はそう言って、勝ち誇ったように笑った。


『恐ろしいやつだなぁ…お前だけは敵に回したくないな』


上山翔は四季神時也のあまりの非情さに恐ろしくなった。


『お前…人をなんだと…』


修二は唇噛み締めながら告げた。


『人?奴ら(政府)は俺らにこの島で殺し合いをさせた…俺らの命をおもちゃにしてたやん。だから俺もあいつらを人やと思ってへん…おもちゃや』


四季神時也はそう言って笑みを浮かべた。