『これか?これは悪魔のボタンや』


四季神時也は笑いながら、ためらいなくリモコンのボタンを押した。


すると武器庫の周りのいたるところで爆発音が鳴り響き、武器庫を地響きが揺らした。


『な、何今の?何をしたの?』


水無月あおいは外で鳴り響いた爆発音に戸惑った。


『一回限りの大技やで』


四季神時也は自慢げに言った。


『一回限りの大技?』


上山翔は首を傾げた。


『この武器庫の周りには、管理施設とおなじように地雷が埋められとる。やけど、ただの地雷と違うわ。普通に踏ん付けても爆発せーへん地雷で、リモコンのボタンを押すことによって爆発する遠隔操作式の地雷やねんな』


四季神時也がそう告げると、修二の背筋がゾッとした。