『この野郎!!』
亮は悔しさのあまり奮えた。
『さて…“白い部屋”では散々な目に合わせてくれたな。その散々な目に合わせてくれた四季神時也の姿が見えないが…彼はどこにいるんだね?』
警察官は不敵な笑みを浮かべながら、修二たちに尋ねた。
『知らない!!』
修二は警察官を睨みながら告げた。
『知らない?そんなハズはないだろう…君たちは一緒に逃げたのだから。居場所を隠すということは、何かを企んでいるのかな?答えろ!!』
警察官は修二に向かって拳銃を構えた。
『俺たちは何も企んでなんていない…本当だ。ただ、この島から生きて帰りたいだけだから』
修二がそう言うと、警察官は笑い出した。


