アライブ



『くっ…ならあのガソリンを奪い取るまでか…』


そう言って、修二は唇を強く噛んだ。


『奪い取る?これでもかな?』


警察官はそう言って、ガソリンの入った半透明のプラスチックの容器の蓋を開けた。


そして警察官はガソリンの入った半透明のプラスチックの容器を逆さまに向けた。


半透明のプラスチックの容器から、ガソリンが勢いよく砂浜に流れ落ちた。


『あっ!!』


修二はその光景に驚いた。


『フフフ…お前たちは絶対に生きて帰さない』


そう言って、警察官は空になった半透明のプラスチックの容器を砂浜に投げ捨てた。