『くっ…ここでおしまいか…』
修二は、橘玲子と公太をかばうように三人の若い男たちに向かって立った。
『これで俺たちは“自由”だ!!』
三人の若い男たちは引き金をひこうとした。
しかし、その瞬間…銃声が鳴り響いた。
『あがぁ!!』
三人の若い男のうちの一人が、右足を押さえて地面に倒れ込んだ。
『だ、誰だ!!』
三人の若い男のうちの二人が、銃声が鳴り響いた方向に拳銃を向けた。
ズキューン!!ズキューン!!
すると、容赦なく暗闇の中を銃弾が走り、若い男たちの足を射抜いた。
『あがっ!!』
残りの二人も足を押さえて地面に倒れ込んだ。


