アライブ



修二たちは追ってくる三人の若い男から必死に逃げた。


『きゃあ!!』


必死に逃げていた橘玲子は、木の太い根っこにつまずいて地面に転んだ。


『玲子!!』


転んだ橘玲子に気づき、修二は逃げる足を止めた。


『大丈夫か?』


修二は橘玲子を支えて立ち上がらせようとした。


ズキューン!!


その時、銃弾が修二の腕をかすった。


『くっ…』


銃弾がかすった修二の腕から血が流れた。


『追い詰めた♪』


三人の若い男たちが修二たちに追いつき、修二たちを囲んだ。


そして、拳銃を修二に向かって構え引き金に指をかけた。