すると、相沢誠也は喉に手を当てて黙り込んでいた。


『誠也!!アンタはどうするんや?』


四季神時也はそんな誠也に声をかけた。


『お…俺は…ゴホッ…ゴホッ…』


相沢誠也は喉に手を当てながら咳を発した。


そんな相沢誠也を見つめていた四季神時也の目が、一瞬鋭くなった。


『誠也は俺たちを裏切らないさ。コイツは修二たちよりも、どちらかと言えば俺達よりの匂いだからな』


上山翔はそう言って、相沢誠也と肩を組んだ。


『俺は…政府側にも希来夢側にもつかない。だが…政府が俺をゴミのように扱った事は許せない!!それだけだ…ゴホッ!!』


相沢誠也は喉に手を当てながら告げた。