アライブ



『武器庫さえ手に入ればこっちのものよ。武力の力でこの通り、あたしたち希来夢を狩る側だった犯罪者たちがこっちに寝返ったしね』


水無月あおいはそう言って、数十人の新たな仲間を紹介した。


『やるやんか、あおい。じゃあ、こっちも紹介するわ。えーっと、彼が霧雨修二でこっちが…』


四季神時也は順々に修二たちをあおいに紹介した。


『へぇ…あなたが元希来夢のリーダー霧雨幻十郎の血を引く、霧雨修二くんか…よろしくね。新しい希来夢のリ・イ・ダ・ア』


水無月あおいは甘い口調で告げ、修二にウインクをした。


『俺は…俺は希来夢のリーダーなんかじゃない…』


修二は俯きながらボソッと呟いた。