『時也…お前…』


亮は振り返り、四季神時也を見つめた。


『やっぱりこの世界は腐ってるなぁ…やっぱり一度無に帰した方がええやんか』


四季神時也はそう言って、血だらけで倒れている如月純一を見つめた。


『貴様、どうやって手錠を!!』


四季神時也のそばにいた警察官が、慌てて四季神時也に拳銃を向けた。


『この世界は腐ってるって…よう、わかったやろ?修二。イヤ…我らが希来夢のリーダー霧雨修二』


四季神時也はそう言いながら、呆然と立ちつくす修二に歩み寄った。


『動くな!!』


警察官は四季神時也に向ける拳銃の引き金を弾いた。