『その通りだ。我々、政府の真の目的は希来夢の抹殺だけだった!!』
如月純一は声を大にして告げた。
『という事は…この島では核実験なんて行われていなかったのか？じゃあ…鍾乳洞の地下深くで見つけたあのミサイルは？』
修二は疑問を浮かべた。
『それはEDEN-VAIODEAD（ｴﾃﾞﾝﾊﾞｲｵﾃﾞｯﾄﾞ）の事かな？もうこの世には存在しない、通称･悪魔の楽園と呼ばれた生物化学兵器。ミサイルからまかれたウイルスは、人の体内で繁殖し、人は苦しみ、もがき回る。人の体内で繁殖しきったそのウイルスが死ぬ時、やがて人も死を迎える。ただそのウイルス菌は、直射日光に非常に弱く太陽の陽射しの中では生きることは出来ない、欠陥だがな』
如月純一はそう言って、不敵な笑みを見せた。
