すると、黒ずくめに連れられるように手錠をかけられた橘玲子と公太、四季神時也が“白い部屋”へと入ってきた。
『玲子!!公太、時也さん!!』
修二は3人の名前を呼んだ。
『修二!!』
橘玲子は“白い部屋”内に修二たちが来ていた事に驚いた。
『これで全員揃ったのかな?』
ふと、“白い部屋”の入り口のかげから声が聞こえてきた。
修二たちは“白い部屋”の入り口に注目した。
すると、髭を生やした警察官がゆっくりと“白い部屋”へと姿を見せた。
髭を生やした警察官は橘玲子たちとの横を通り、修二たちの横を通り過ぎて“白い部屋”の中央付近に立った。


