アライブ



そして黒ずくめたちは修二たちの腕を掴み、乱暴に引っ張り歩かせた。


黒ずくめに連れられ、修二たちは再び管理施設へと向かったのだった。


『ここが管理施設なのか?』


管理施設内の“白い部屋”に連れて来られた相沢誠也が戸惑うように尋ねた。


『そう…この“白い部屋”は、いや…俺たちが1番最初にいたこの“白い部屋”こそが管理施設内だったんだ…』


修二が相沢誠也の疑問に答えた。


そんな白い部屋に連れて来られた修二たちに、背後から黒ずくめたちが銃を構えていた。


『さて…では“あの方”をお呼びしましょうか…』


警察官はそう言って、両手をパチンと叩いた。