『そうか…残念だね。つまり君たちは仲間を助けなくて良いと言う事なんだね…』
警察官は意味深な言葉を告げた。
『どういう意味だ…玲子たちは無事だと言うことか?』
修二は警察官の意味深な言葉の意味を察した。
『とりあえずな。なかなかの反逆っぷりだったが、死にかけのガキに拳銃を突き付けたら大人しくなったよ、ハハハ』
警察官は嘲笑いながら告げた。
『貴様…』
修二は唇を強く噛み締めた。
『わかった…お前たちが呼ぶ“あの方”の所へ行こう』
亮は修二をなだめながら警察官に告げた。
『よし、銃を下ろせ』
警察官がそう告げると、黒ずくめたちは銃を下ろした。


