『わざわざ解放した俺が言うのもなんだが…君たちにはもう一度、管理施設に来てもらいたい』
警察官がそう告げると、亮が警察官を睨みつけた。
『俺たちを管理施設に呼んで、何を企んでいる?』
警察官を睨みつける亮が尋ねた。
『“あの方”が君たちに会いたいそうなんだ』
警察官がそう告げると、修二の耳がピクッと反応した。
『あの方?この島での殺し合いの意味の全てを知ってる人物か?』
修二がそう尋ねると、警察官は微笑を浮かべた。
『断る。“あの方”とお前らが呼ぶ人物には会いたいが、わざわざアウェーな状態の敵のアジトに行ったって、殺されるに決まってるからな』
亮は警察官の要請を断った。


