『お前ら…一体何者だ!!』


亮は黒ずくめたちに向かって怒鳴るように尋ねた。


しかし、黒ずくめたちはライフルや拳銃を向けたまま何も言葉を発しなかった。


『ここいたハズの玲子や公太、時也さんをどうしたんだ!!』


修二は声を荒げて怒鳴った。


しかし、それでも黒ずくめたちは黙ったまま、ただライフルや拳銃を修二たちに突き付けていた。


『ふふふ、そんなに声を荒げないでくれ』


ふと黒ずくめの集団の1番奥から声が聞こえた。


すると、黒ずくめたちを分け入りながら一人の警察官が姿を見せた。


『お前は管理施設にいた警察官!!』


修二は驚きを見せた。