『この島に連れて来られた者たちはみんな同じ。みんな訳もわからず連れて来られて、みんな生きたいって思いが溢れてる。それは俺も怜子も亮さんも、そしてあなたも同じ…だからみんな仲間だよ』
修二がそう言うと、相沢誠也は鼻で笑った。
『えっ…?また聞こえる…メロディーが聞こえる…』
そんな時、橘怜子が耳に手を当てながら告げた。
『ホンマや…』
四季神時也も耳を澄まして告げた。
『奥の方から聞こえるみたいだ』
亮は今いる開けた場所の先にある、地下へと続いているような穴に気づいた。
『この先から…』
亮は穴に近づいた。


